
2025年11月4日付で、給与前払いサービス「ADVASAシステム」の最新版となる「ADVASA V4」をリリースしました。ADVASA V4ではシステムの国際対応を実現し、これまで日本国内の銀行にしか接続できなかった給与前払い機能を海外の金融機関とも連携可能としています。これにより、海外企業とのパートナーシップによる事業拡大が現実的となり、当社サービスのグローバル展開が大きく前進します。
国際対応により海外展開が可能に
ADVASA V4の最大の特徴である国際対応によって、従来は日本国内に限定されていた給与前払いサービスを世界各国で利用できる基盤を整えました。これらの国際対応により、海外の企業との連携が技術的にスムーズになりました。実際に現在、インドネシアを含む海外企業とのパートナーシッププロジェクトが進行中であり、ADVASA V4の導入によってこうしたグローバル展開がさらに加速する見込みです。国際市場でのサービス提供が可能になったことで、当社は各国の企業と協働し、より多くの労働者に給与前払いサービスを提供していく計画です。
最新アーキテクチャへの刷新による拡張性強化
ADVASA V4では、システムの基盤技術も大幅に刷新しました。従来はPHPによって開発・提供していたシステムを、フロントエンドにはNext.js、バックエンドにはPython Djangoというモダンな開発フレームワークの組み合わせへと移行しています。これにより、以下のようなメリットが実現されています。
開発効率と保守性の向上: Next.jsやDjangoといった現代的なフレームワークは開発コミュニティが活発でドキュメントも充実しており、コードの見通しが良く保守が容易です。新機能の追加や不具合修正のスピードが向上し、将来の要望にも迅速に対応できます。
拡張性とスケーラビリティの強化: APIの柔軟な拡張がしやすい設計となっており、利用ユーザ数の増加や取引量の拡大にもスムーズに対応可能です。グローバル展開に伴う大規模なアクセス増にも耐えうるスケーラビリティを確保しています。
ユーザー体験の向上: Next.jsの活用によりフロントエンドの表示速度やインタラクションが改善され、海外の利用者に対しても快適なユーザー体験を提供できます。また、バックエンドの堅牢性強化によってシステム全体の安定稼働が期待できます。
最新アーキテクチャへの移行によって、ADVASAシステムは今後の機能拡張やサービス領域の拡大にも柔軟に対応できる基盤を獲得しました。例えば、各国の法規制やローカルなニーズに応じたカスタマイズ機能の実装なども、今回のシステム刷新により円滑に進められる見込みです。技術的な土台が強化されたことで、当社はサービス品質の向上と新規事業展開をより力強く推進してまいります。
今後の展望
ADVASA V4のリリースにより、当社の給与前払いサービスは日本国内のみならず海外市場での提供が現実のものとなりました。今後は、この国際対応機能を活かしてアジアをはじめ世界各地域の企業とのパートナーシップを積極的に展開し、給与即時アクセス(Earned Wage Access, EWA)の普及をグローバルに加速していきます。海外の労働者にも経済的な柔軟性と福利厚生の充実をもたらすソリューションとして、ADVASAシステムを各国で展開することで金融包摂の実現に貢献していく所存です。
引き続き、ADVASAシステムの機能改善とサービス拡充に努め、投資家・パートナー企業の皆様と共に持続的な成長と価値創出を目指してまいります。以上、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
