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コラム

キャッシュレス加盟店が急増!主な決済手段や導入のハードルを解説

キャッシュレス加盟店が急増!主な決済手段や導入のハードルを解説

昨今は、現金以外の支払い手段に対応する店舗が多くなりました。大手店舗に限らず、中小規模の店舗でもキャッシュレス決済が導入され、消費者側の利用者も多い状況です。

ここでは、主なキャッシュレス手段や、導入のハードルについてお伝えします。

キャッシュレス加盟店が急増中

経済産業省による「キャッシュレス・ポイント還元事業」の追い風を受け、キャッシュレス加盟店が急増しています。

経済産業省の報告によれば、2019年12月21日時点で、キャッシュレス・ポイント還元事業の登録加盟店数は約94万店に達しました。なお、2019年11月21日時点での登録加盟店数は約77万店であり、過去1カ月間で約17万店が登録されています。

消費者側もキャッシュレスの利用者は多く、加盟店になるメリットは高いといえるでしょう。キャッシュレス・ポイント還元事業の期限は2020年6月までとなっています。この機会にキャッシュレスへの対応を検討してみてはいかがでしょうか。

経済産業省「キャッシュレス・ポイント還元事業に関する直近の状況について公表しました」

加盟店が導入する主な決済手段

キャッシュレス・ポイント還元事業の加盟店が導入する決済手段には、どのような種類があるのでしょうか。主なキャッシュレス手段とその特徴をご紹介します。

クレジットカード

代表的なキャッシュレス手段であり、多くの消費者に利用されています。加盟店は商品代金のうち数パーセント程度を決済手数料としてクレジットカード会社に支払います。手数料の負担が大きい傾向にありますが、消費者が高額な商品を購入する際の利便性が高いのが特徴です。導入により機会損失を防ぎやすくなります。

デビットカード

決済が完了すると顧客の銀行口座から直接に商品代金が振り込まれる、即時決済サービスです。審査不要で気軽にカードを発行でき、銀行口座と連動して管理がしやすいため、多くの消費者が利用しています。すでにクレジットカード会社の加盟店となっている場合には、契約や端末導入の負担を抑えられる可能性があります。

電子マネー

専用端末にカードやモバイル端末などをかざして決済をします。種類が多いため、立地や客層に応じて対応する電子マネーを検討しましょう。主な種類には、交通系電子マネーと呼ばれる「Suica」や「PASMO」、NTTドコモが提供する「iD」、楽天が提供する「楽天Edy」、イオン系列の「WAON」などが挙げられます。

QRコード決済

アプリからQRコードを読み込むことで決済をします。比較的新しいキャッシュレス手段ですが、加盟店側の負担が少なく、利用者が徐々に増えつつあります。決済手数料が安く、専用端末なしで利用できるサービスも珍しくありません。入金サイクルが速いことから、中小規模の店舗でも導入が進んでいます。

モバイル決済

専用のカードリーダー端末やアプリを利用して決済を行います。導入によりクレジットカード・電子マネー・QRコード決済など、幅広いキャッシュレス手段に対応できるようになるのがメリットです。加盟店の手数料の安さや入金サイクルの速さから、中小規模の店舗でも導入が進んでいます。

店舗のキャッシュレス導入のハードルとは?

キャッシュレス手段を導入するにあたり、店舗にはさまざまなハードルがあります。たとえば、端末導入や決済手数料の金銭的な負担はその一例です。また、入金サイクルの長さも中小規模の店舗には負担が大きいといえるでしょう。

これらのハードルは、キャッシュレス・ポイント還元事業を利用すれば、乗り越えられる可能性があります。たとえば、新たに端末を導入する場合、補助金を利用可能です。また、期間中は決済手数料が3.25%以下に抑えられるとともに、このうち1/3を国に負担してもらえます。

入金サイクルについては、QRコード決済やモバイル決済をはじめとした入金のタイミングが早いサービスを利用すれば、解決につながるかもしれません。キャッシュレス化の推進にともない、店舗側の課題が解決されつつある状況です。

今後のキャッシュレス化に備える重要性

キャッシュレス・ポイント還元事業の影響を受けて、消費者は「キャッシュレス=お得」という感覚を身に着けると考えられます。キャッシュレスに対応すれば、店舗の集客につながると予想されます。

過去には、決済端末の導入費用や決済手数料が、店舗のハードルとなっていました。しかし、キャッシュレス・ポイント還元事業の補助を受ければ、より少ない負担でキャッシュレス導入に踏み切れるでしょう。

近い将来にはペイロールカードの運用が開始され、デジタルマネーでの給与振り込みが解禁されるなど、さらに大きな変化が起こる見込みです。多数の店舗や消費者の動向から、現金のみ対応の店舗が不利になるおそれがあります。

来るキャッシュレス化に備えて制度を活用し、顧客のニーズに応えられるよう店舗の環境を整えておくことが重要だといえます。

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キャッシュレス導入のハードルが見直されたことで、中小規模の店舗がより少ない負担で対応しやすくなりました。今後、さらなるキャッシュレス化の施策が行われる前に、キャッシュレスに対応しておくことをおすすめします。

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