給与前払いシステムを導入するときのポイント

働き手からのニーズの高さから、新たな福利厚生の制度として注目が集まりつつある「給与前払いシステム」。もしも自社にシステムを導入することになったら、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか?

ここでは、そんな疑問を抱える企業のご担当者様へ向けて、給与前払いシステムを導入するときのポイントについてご紹介します。従業員にとって使い勝手が良いシステムを選び、かつ健全な利用を促すために、ぜひ参考にしてみてください。

【ポイント1】振込のタイミングを確認する

給与前払いシステムを導入するときは、従業員が利用申請をしてからどれくらいのタイミングで振込されるのかを、あらかじめ確認しておきましょう! 振込のタイミングは、利用者である従業員の利便性を左右する大切なポイントです。

給与前払いシステムは、サービスの提供会社によって振込のタイミングが異なります。業者によっては、“申請後は翌日払いが基本”というケースもあるようです。しかし、これでは従業員が必要としているタイミングで給与前払いを活用できないかもしれません。利便性の高さを重視するならば、即日入金が理想です。

給与前払いシステムの導入前に、サービスの提供会社が即日振込に対応しているかどうかをチェックしておきましょう。従業員のための福利厚生として導入するからには、即日振込にも対応可能な、より利便性の高いサービスをおすすめします。

【ポイント2】利用上限額を設定する

給与前払いシステムの導入にあたり、よくある懸念事項として「従業員の過度な利用」が挙げられます。万が一、従業員が給料日前に給与を使い込んでしまえば、家計の資金繰りがさらに困難になるのではないかと心配される方もいらっしゃいます。そんなときは、導入時に利用上限額を設定しましょう!

給与前払いシステムで引き出せるのは、あくまで給与相当額の範囲内です。勤務実績以上の金額を引き出すことはできません。つまり、一般的な借入れとはまったく異なる仕組みであり、従業員が高額の返済に追われるリスクはないのです。それでも、従業員の健全な利用が懸念される場合は、より確実性のある安全対策を講じましょう。

給与前払いシステムは、導入企業側で利用上限額を設定できるようになっています。従業員が1日あたり、あるいは1カ月あたりにどの程度の金額まで利用できるのかを、詳細に設定可能です。給料日前に給与を使い込むリスクを抑えることができ、より計画的で健全な利用が期待できるようになります。

【ポイント3】社内での告知を適切に行う

新たな福利厚生として給与前払いシステムの導入が決定したら、社内で適切な告知を行うことが大切です。近年、注目される機会が増えてきた給与前払いシステムですが、従業員は制度の内容や導入目的について、ほとんど知らない状態にあるかもしれません。利用者からの理解を得て、前向きに活用してもらいましょう。

多くの方が勘違いしやすいのが、給与前払いシステムは、給与の「前借り」とは異なるという点です。「前借り」とは、まだ自分が働いていない分の給与も含めて、給料日前に受け取ること。それに対して、前払いとは自分が働いた実績に応じて計算された給与相当額を受け取ることです。両者は根本的に異なります。

また、給与前払いシステムの使い道についても補足説明が必要でしょう。給与前払いシステムは、緊急時に従業員を金銭トラブルから守る、福利厚生の一環としてあります。利用に際して手数料が発生し、あくまで必要のないときには使わないという考え方を共有しておくと安心です。適切な告知で適切な利用を促しましょう。

ADVASAなら給与相当額の随時払いが可能

福利厚生の一環として導入するなら、給与相当額の随時払いシステム「ADVASA」の導入をご検討ください。こちらのシステムは、従業員の働いた実績に応じて計算された給与相当額を、随時受け取れる仕組みとなっています。企業様側の運用コストが低いことから、福利厚生として気軽に導入していただけるのが魅力です。

「ADVASA」の給与相当額随時払いシステムは、従業員の勤怠データと自動で連携できるため、運用に際して担当部署の業務負担が著しく増えるような心配がございません。また、導入時の連携などの業務はADVASAが担当するため、企業様側は導入前後の業務負担を気にせず、安心してお使いいただけます。

給与相当額の随時払いを利用したとき、手数料は利用者が負担する仕組みになっており、企業様側にはコストが発生しないのが特徴です。福利厚生の一環として導入するシステムをご検討の際は、ぜひ「ADVASA」にお問い合わせください。

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今回は、給与前払いシステムを導入するときのポイントをご紹介しました。給与前払いシステムの導入前に、従業員にとっての使い勝手や安全性を確認しましょう。また、制度の内容や導入目的について、事前に適切な説明を行うことが大切です。
今後、福利厚生の一環としてペイメントシステムの導入を検討されている場合は、こちらでご紹介したポイントをぜひ参考にしてみてください。